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オーディオ機器製造・配線組立・精密部品加工を行っております。
蓄積してきた技術でお客様本位のモノづくりを目指します。
レーザー彫刻機で加工した部品紹介
2024-09-05
針圧目盛彫刻
①曲面に彫刻(ステンレス鋼)
針圧目盛彫刻
②テーパーに彫刻(アルミニウム合金)
9TS彫刻
③製品名彫刻(削り出したアルミニウム合金)
こんにちは!
本日は弊社の設備【ファイバーレーザー彫刻機】で最近加工したモノを紹介します。
写真3枚全てアナログオーディオ製品の部品になります。

①は数字と点、そして線をステンレスに彫刻致しました。
基本的に曲面への彫刻は高さが微妙に異なってくるため難しいのですが
レーザー彫刻の場合、フォーカスをうまく調整することで綺麗に彫刻することが出来ます。
但しこちら一番高いところから一番低いところまでの差が大きくなりすぎますと・・・
つまり曲面がきつくなればなるほどフォーカス調整のギャップが大きくなるので均等に彫刻が出来なくなります。
実際にこちらの①は直径30mm程度です。このぐらいでしたら問題はありません。

また、ステンレスへのレーザー彫刻はレーザーを放射する時間によって彫刻したところが黒くなっていきます。
うまく調整することによって墨入れしていたものが不要になりますので、コストの短縮が見込めますし、消える心配もございません。
②はアルミニウム合金へのレーザー彫刻となります。
こちらはアルミニウム合金に梨地加工をした後アルマイト処理に出して黒アルマイト染色したものです。
側面のダイヤカットは弊社のベンチレースで加工しております。
レーザー彫刻している部分は①と同じく目盛の部分ですが、
こちら①と大きく違う部分は急なテーパーの部分に彫刻している事です。
こちら彫刻部分が上下差5mmぐらいなのですが、レーザー出力や速さの調整で1回の照射で彫刻できております。
モノによるのですがこれが1回で上手くいかない場合は2回3回と分けて照射をして綺麗に彫刻していきます。

素材はアルミニウム合金ですので軽くレーザー照射することで綺麗な白色に彫刻できます。
③もアルミニウム合金ですがブロック状から削り出したモノになります。
こちらも梨地加工後アルマイト処理、染色したものになります。
こちらはズームするとわかりますが文字の周りに少し焼け感が残っております。
今回撮影で使ったものはあくまでサンプルですので、実際のモノにはここまで強くは残りませんが
文字が大きいとそれだけレーザーを照射する時間が長くなるので熱をもち、要は焦げの方向に近づきます。
ただし、レーザー彫刻の良いところはシルク印刷やNC彫刻にはできない複雑で細かい/極小の彫刻も出来るところです。
弊社ではこちらの部品は通常シルク印刷をしていたのですが、レーザー彫刻に変えたところ大幅に時間を短縮することができました。
またシリアルナンバー彫刻など数字が変わるモノもcad上で変更すればいいので向いております。

以上、弊社でレーザー彫刻をしているものの一例でした。お客様からご依頼されている部品などはHPには載せられませんが
この他にもブランド名をいれたり、模様を彫刻したり、写真を彫刻したりと様々な事例がございます。
もしお客様の中で数が少ないけどレーザー彫刻で印刷とは違う良さを出したいとお考えの方がいらっしゃれば
是非弊社お問い合わせにてご連絡ください。

筆 アイテイ工業ホームページ担当